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2023.2.25 映画「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~」を観る+江戸太神楽実演

人類学カフェ×フィールドプラスカフェ

映画「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~」を観る+江戸太神楽実演

獅子舞や曲芸を演じながら旅を続ける伊勢大神楽の人々に密着し、コロナ禍での生活を追った映像民族誌「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~」を上映します。映画の監修者である神野知恵氏のほか、江戸時代に発展した東京の太神楽を生業とする鏡味味千代氏も参加。上演後は、東西のダイカグラ(大神楽/太神楽)の歴史や上映形態の違い、その魅力や、コロナ禍を経た現在の状況などについてお話を伺います。また鏡味味千代氏による太神楽の実演も行われます。


■日時:2023年2月25日(土)18:00開場 18:15開演(21:00終了予定)

■入場無料、ワンドリンク制。現地でドリンクをご購入ください。
■定員60名、要事前申し込み。
■申し込みフォーム: https://forms.gle/pAuZNjUCL4fEWMXU9
(申し込みは2月24日まで。ただし定員になり次第締切。)
お問い合わせ:field-plus4@tufs.ac.jp(フィールドプラス編集部:浅井)


神野知恵(かみのちえ)
国立民族学博物館特任助教、AA研共同研究員。専門は民族音楽学および民俗芸能研究。2006年に韓国梨花女子大学に交換留学し、全羅北道高敞農楽を学ぶ。2016年、東京藝術大学大学院博士後期課程修了、博士号(音楽学)取得。韓国の民俗芸能「農楽」の研究をはじめとして、家々を廻って演じられる芸能に関心を持つ中で、日本の専業芸能集団「伊勢大神楽」に出会い、フィールドワークを続ける。今回上演される映画の監修者。

鏡味 味千代(かがみみちよ)
江戸の太神楽師。2007年4月国立劇場第5期太神楽研修生となる。その後ボンボンブラザースの鏡味勇二郎に弟子入り。2011年4月浅草演芸ホールにて寄席デビュー。東日本大震災後の静かな寄席ではあったが、沢山のお客様が足を運んでくれた。その後、寄席では珍しい語学力を生かし、英語で太神楽を上演したり、年に一度のペースで海外公演に参加したりと、太神楽の可能性を探っている。

<企画・司会進行>吉田ゆか子(よしだゆかこ)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)准教授。専門は文化人類学。インドネシアのバリ島の芸能や仮面文化を研究している。2020年よりAA研にて共同研究「
新型コロナ感染拡大下における芸能に関する学際的研究」を立ち上げ、代表をつとめる。


「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~」
制作年:2022年/監修:神野知恵・山中由里子/上演時間:89分
公演情報詳細 (AA研基幹研究人類学ウェブサイト)
https://anthropology.aa-ken.jp/activity/event/daikagura.html

 

共催
・ 東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)
・ 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究人類学「社会性の人類学的探究:トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序」
・ 『フィールドプラス』編集部
・ 科研費基盤B(21H00643)「コロナ状況」下で育まれる芸能―危機への応答・身体性をめぐる交渉・社会との関係(代表:吉田ゆか子)

*『FIELDPLUS(フィールドプラス)』は、アジア・アフリカ言語文化研究所(通称AA研)が発行する、フィールド研究の面白さを紹介する雑誌です。今回のイベントは第29号発行を記念し、巻頭特集「コロナ状況下のアジアで舞う・奏でる・演じる」の執筆者(神野氏)をお呼びして開催するものです。*AA研では人類学の魅力を社会へ発信するためのイベントシリーズ「人類学カフェ」を開催しており、本上映会はその第3回でもあります。今後も「人類学カフェ」では様々なイベントを開催してゆきますので、AA研基幹研究人類学ウェブサイト(https://anthropology.aa-ken.jp/)にて情報をご確認の上、是非ご参加ください。