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2025.5.31-6.1 第一回セックスワーカー映画祭

日本初!セックスワーカーたちによるセックスワークをテーマにした映画祭開催!

セックスワークをする人は多様で、その経験は人それぞれです。しかし、メインストリームの映画やメディアでは、セックスワーカーには「悲劇」「被害者」「愚か」といった偏った役割ばかりが与えられてきました。本イベントでは、そうした従来のイメージとは異なる作品を上映し、トークを通じてセックスワーカーの描かれ方や現実のセックスワーカーを取り巻く法律や差別の問題などについて考えます。

■日時:2025年5月31日(土)、6月1日(日) 両日とも18:00開場/18:30-21:30
■チケット
購入はこちらから→ https://peatix.com/event/4394884
自分の状況にあった価格を、ご自身で選んで、購入してください。
すべてワンドリンク(500円)込みの価格になります。
A|1,500円 ・・・ 割引チケット(食費や家賃の支払いに困っている)
B|2,000円 ・・・ 一般チケット(生活に金銭的な支障がない)
C|3,500円 ・・・ 応援チケット(SWASHの活動を応援したい)
D|3,500円 ・・・ 二日間パス(東京会場に二日連続で参加される方)


【イベント詳細】
■ 5月31日(土) 18:00開場/18:30-21:30 映画上映&トーク
上映作品:『ドクターと嘘と女性:AIDSアクティヴィストの抗議運動』(23分、英語・日本語字幕)
1988年、アメリカ 、監督:ジーン・カーロムスト with マリア・マジェンティ

スピーカー:
・ジャンジ(パフォーマンスアーティスト/ドラァグクイーン)
・しょうぷー(映画上映企画)
・りりぃ(SWASH)

司会:げいまきまき(SWASH)

内容:第一回セックスワーカー映画祭の一日目は、クィアな映画上映企画を続けるしょうぷーさんと、性の多様性やセクシュアルヘルスをテーマに活動を続けるパフォーマンスアーティスト/ドラァグクイーンのジャンジさんをゲストにお招きします。エイズ・アクティビズムを取り上げた短編ドキュメンタリーを中心に、当日のお楽しみ映像やゲストによるトークを通して、セックスワーカー中心の活動について考えを深めたいと思います。


■ 6月1日(日) 18:00開場/18:30-21:30 映画上映&トーク

上映作品:『ぜんぶ売女よりマシ』(56分、フランス語・日本語字幕)
2017年、フランス 、監督:オヴィディ

スピーカー:
・青山薫(神戸大学大学院国際文化学研究科所属。専門はジェンダー/セクシュアリティ研究、移住・移民研究。SWASHとの20年にわたる協力を通して、世界各地のセックスワーカーによる権利運動やSTI予防のための介入について学んできた。現在、ヨーロッパ・アジア9カ国における移民セックスワークおよび人身取引の調査研究を主催している。主著に『「セックスワーカー」とは誰かーー移住・性労働・人身取引の構造と経験』大月書店、Thai Migrant Sex Workers from Modernisation to Globalisation, Palgrave/Macmillan,『東南アジアと「LGBT」の政治 ――性的少数者をめぐって何が争われているのか』明石書店(日下渉・伊賀司・田村慶子との共編著)などがある。)
・エレン・ルバイ(CNRSフランス国立科学研究センターパリ政治学院。フランスの買春処罰法やアジアからの移民セックスワーカーの実態について研究調査をしてきた。主書に、排外主義を問いなおすーーフランスにおける排除・差別・参加 , 中野 裕二, 森 千香子, エレン・ルバイ, 浪岡 新太郎, 園山 大祐 (編集), 勁草書房, 2015.5, Le Bail Hélène and Calogero Giametta, “What Do Sex Workers Think about the French Prostitution Act?” Paris: Médecins du Monde, April 2019.などがある。)
・げいまきまき(SWASH)
・ちひろ(SWASH)

司会:りりぃ(SWASH)

内容:買春処罰法が世界で初めて導入された国・スウェーデン。そこでセックスワーカーとして働いていたエヴァ・マリーは、その職業だけを理由に社会福祉士から「不適切な母親」と判断され、親権を得ることができませんでした。結果、彼女の子どもは過去に虐待歴のある元夫・ヨエルのもとへ渡されます。親権を取り戻そうとする過程で、エヴァはヨエルに殺害されてしまいました。『ぜんぶ売女よりマシ』は、買春処罰法がセックスワーカーに与えた影響、そして福祉国家が特定の生き方を監視・管理する問題を明らかにするドキュメンタリー映画です。上映後には、同じく買春処罰法が導入されたフランスで主に移民セックスワーカーを対象に調査研究を行っているエレン・ルバイさん、ヨーロッパおよびアジア9カ国における移民セックスワークおよび人身取引について研究している青山薫さん、そしてSWASHのメンバーが、買春処罰法に関する誤解や実際にこの法律が導入された地域で何が起きているのかについて話します。


主催:SWASH
問い合わせ先:mail.swash@gmail.com

本映画祭は、セックスワーカーによるセックスワーカーのための助成団体、Red Umbrella Fundの支援で開催することができました。

※ UDトークあります。(6/1は、主に日本語で話しますが、一部日英同時通訳/文字通訳があります。)
※原則として、チケットのキャンセル・払い戻しの対応はできませんのでご了承ください。
※イベント当日は、現在SWASHが制作中の映画および記録のための撮影を行いますが、登壇者のみが映ります。
※会場内での録音・録画は一切禁止です。
※本イベントの収益は、今後のセックスワーカー映画祭の開催およびその他SWASHの活動へ活用させていただきます。