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2016.10.21 徹の部屋vol.41 「ジーラジーラ」

2人の美しいダンサーが普段の靴を脱ぎ、回り・さまよい、踊り続けます。ジーラ・ジーラ。
■日時:2016年10月21日(金)19:00 open / 19:30 start
■出演:ジャン・サスポータス(ダンス)、森田志保(ダンス)、齋藤徹(コントラバス)
■料金:予約3,500円 当日4,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp

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〈ジャン・サスポータス、森田志保〉
「ジャン・サスポータス」「森田志保」経験も志も願いも誇りもルックスも人生も大変高いレベルで釣り合っている2人がゲストです。
惚れ惚れしますね~。
しかし、恵まれた身体や経験・技術に甘んじるところなど皆無なのです。
強欲なまでにダンスを生きているのです。ダンスで人生をしているのです。
フラメンコとか、コンテンポラリーとか、ピナとか、ジャンルは関係ありません。
名前はダンスの後に付けられるだけのものです。(音楽もそのようにありたいものです。)
ここポレポレ坐では、階下が映画館なので、フラメンコシューズは履けません。
志保さんは「ハイ」と受け入れます。フラメンコの実現を目指しているわけではないのです。
通常は長期間のリハーサルを必須とするジャンさんも、即興ということで、
そして何回かの志保さんとの共演の印象から快く引き受けてくれました。
2人とも何が大切なのかの優先順位が確立されていて、過つことなどないのです。
私は伴奏をするだけでも幸甚ですが、一緒に舞台で踊っちゃいます。
「ジーラジーラ」とは、エンリケ・ディセポロ作の古典タンゴ、カルロス・ガルデルの歌唱で有名です。
隠語だらけの歌詞ですが、「回れ、回れ」とか「さまよえ、さまよえ」という意味とのこと。
野口三千三さんは、「踊りとは何かを探す仕草だ」と言いました。
いつもの靴を脱いだ志保さんと裸足のジャンさんが何かを探して踊ります。
同じく、「音楽とは何かを呼ぶ仕草だ」と言います。私は2人に、世の中に、自分自身に「呼びかけ続けます」。
探す線、呼びかける線、必ずどこかで交差します。そのスパークを体験したいと願っています。
皆さま、迷って、回って、さまよってふらふらと東中野ポレポレ坐へぜひお立ち寄りください。 
 
齋藤徹
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ジャン・サスポータス
http://www.jsasportes.com
カサブランカ生まれ。1975年パリでモダンダンスを始め、79年ピナ・バウシュ舞踊団のソロ・ダンサーになる。世界中の劇場で踊り続け、ピナの代表作「カフェ・ミュラー」は以来35年400回を越える。ペドロ・アルモドバル監督作品「トークトゥーハー」(アカデミー賞受賞)では「世界で一番哀しい顔の男」と評される。「カフェ・アダ・ダンスシアター」主宰。俳優・オペラ演出・振付家・ワークショップなどで活躍。合気道から派生した「気の道」(野呂昌道が始める)をマスター。
森田志保 
http://www.shiho-morita.jp
スペインの文化であるフラメンコを日本人の踊り手として昇華し、独自の世界観を表現すべく新たな作品を発表し続けている。その代表的な「はな」「ねじ」シリーズはフラメンコの枠を超え、創造性に富んだ作品として評価が高く、「はな6」では平成21年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2015年11月に発表した「はな8」は平成27年度 芸術文化振興基金助成事業対象作品となっている。また、現在は振付・演出家としても活躍する傍ら、2014年、企画・主演となる短編映画「GRAVITACIÓN」(高木由利子監督)を公開するなど、新たな分野にも活動を幅広く展開している。
齋藤徹
http://travessiart.com/
舞踊・演劇・美術・映像・詩・書・邦楽・雅楽・能楽・西洋クラシック音楽・現代音楽・タンゴ・ジャズ・ヨーロッパ即興・韓国の文化・アジアのシャーマニズムなど様々なジャンルと積極的に交流。ヨーロッパ、アジア、南北アメリカで演奏・CD制作。コントラバスの国際フェスティバルにも数多く参加。コントラバス音楽のための作曲・演奏・ワークショップを行う。自主レーベルTravessia主宰。
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