2026.4.29-5.2 Experimental film culture vol.7 in Japan ~ポレポレオルタナティブ~
◾️主催:Experimental Film Culture in Japan(鈴木光・石川翔平・西澤諭志)
◾️開催日:2026年4月29日(水祝)、5月1日(金)、5月2日(土)
◾️料金:1回券1,500円/3回券3,900円/5回券5,500円/フリーパス7,000円(リーフレット付き)
※各回定員制 ※予約者優先 ※3回券、5回券、フリーパス購入の方も事前予約をお勧めします。
チケットの予約は、プログラム名、お名前、人数、電話番号を明記の上、info@efcjp.infoまでメールしてください。 回数券やフリーパスを購入希望の方はその旨もメールに明記してください。 チケットの精算は当日、現金のみで承ります。
<Experimental film culture in Japanについて>
日本のメインストリームでは決して上映されない映像作品を紹介するオルタナティブな場所として、
上映団体「Experimental film culture in Japan」は、フィクション、ドキュメンタリー、アート、あらゆる形態の映像作品を上映する実験の場を提供します。
<今回の開催について>
今回は、映像メディアを取り巻く多様な時間や歴史の経験を、上映空間そのものへと拡張するような作品を組み込み、ジャンルを横断して思考する場を立ち上げる。
アートを軸に活動する泉太郎は近年、「不可知についてのプロセス」を構想してきた。今回はポレポレ坐に根付いた「自然」を検証して参照しながら、「禁足地とモビリティ・ガバナンス、インフラと誘拐、神話の太陽と太陽を指す指、スキップと贖罪、減退する改良住宅群と拡張する古代の遺構など、生々しくかたちを変える対象と対象の間で壁当てを繰り返し、プロセスを再内臓化して育てる不自然」と話す「上映作品」を発表する。拒絶と受容の距離を超えて、立場を見失わせるような「映像を巡る時間」を展開する。
写真家の黒田菜月による映像作品では、介護従事者や動物園飼育員らが培ってきた観察の経験を媒介とすることで、撮影者の特権的視点からこぼれ落ちてしまう「鑑賞」という不確かで多様な経験そのものを映像として立ち上げる。
エッセイフィルムとドキュメンタリーの領域では、EFCJ vol.6にも参加した玄宇民の初期から近作までを、二部構成で包括的に上映する。本作品群では、在日韓国・朝鮮人というテーマを軸に映像作品で語ろうとする、その「語り」の様々な試みの軌跡を紹介する。また、『二十歳の息子』(2022年)で知られる島田隆一は、一見オーソドックスな形式を取りつつ、被写体の選択や語りの構成に独自の実験性を示す。そしてEFCJメンバーからは、石川多摩川がラフカットとして発表してきた2023年から2024年の夏までの記録による偏月日記映画『目の奥に』(2025年)の完成版を、鈴木光がベルリン在住時に日本に一時帰国した際に制作した『Garden』(2016年)とともに上映する。
オレクシー・ラディンスキーは、ウクライナのチョルノービリ原子力発電所で働く作業員が2022年2月から3月にかけて記録した映像を再構成した『Special Operation』(ベルリン映画祭2025上映)において、放射能汚染地域におけるロシアの戦争犯罪を、防犯カメラ映像を証言として検証する。デニズ・シムシェクの『detours while speaking of monsters』(2024年)は、トルコのヴァン湖周辺に暮らすアルメニア人とクルド人の神話と政治の領域に個人の意思を再配置する実験を通して、三者が交差する地点で何が抹消されてきたのかを浮かび上がらせる。
劇映画の分野でも活動する大内伸悟の多摩美術大学卒業制作『人はいない』(2002年)は、16mmフィルムで撮影されたひと夏のすれ違いを描く。登場人物は後ろ姿や濃い影によって不明瞭に示され、やがて人物不在の風景が前景化し、そこに映る建物や土地の歴史も呼び起こされていく。
そして、2025年に逝去したアーティスト/映像作家の大木裕之が1989年から35年以上にわたり制作を続けてきたライフワーク『松前君の映画』シリーズから、最初期の作品と最晩年の作品を同時上映する。
[タイムテーブル]
▼4月29日(水・祝)
13:30 A / 16:30 B / 19:00 C
※Aプログラムは13:00から入場できます
▼5月1日(金)
14:00 D / 15:30 E-1 / 17:00 F-1 / 19:30 F-2
▼5月2日(土)
12:00 G / 14:00 H / 16:30 E-2 / 20:00 D
[上映プログラム]
A. 泉太郎 断面『放散虫のトーテム/プロミネンス』(2026年/開始して180分後までに終了予定)

B. 黑田菜月特集「観察の協働――媒介としての写真家」(+トーク)
『凹凸写真ワークショップ』 (2025年/5分)
『部屋の写真』(2021年/28分)
『アルバムの扉』(2025年/12分)
『動物園の避難訓練』(2023/2026年(再編集版)/50分予定)

C. 大内伸悟『人はいない』(2002年/72分)+トーク予定

D. デニズ・シムシェク『detours while speaking of monsters』(2024年/トルコ/18分)+オレクシー・ラディンスキー『Special Operation』(2025年/ウクライナ/65分) ※英語字幕のみ

E-1. 大木裕之『松前君とトヨタ君の映画』最新mix(2024-2025年/60分)

E-2. 大木裕之『松前君の映画』(1988-1989年/180分)

F-1. 玄宇民 特集第1部 98分
『to-la-ga』(2010年/13分)
『NO PLACE LIKE HOMELAND』(2011年/21分)
『OHAMANA』(2015年/64分)

F-2. 玄宇民 特集第2部 96分 ※トークゲスト 中本憲利
『未完の旅路への旅』(2017年/28分)
『逃島記』(2021年/20分)
『残像旅行』(2024年/48分)

G. 石川多摩川『目の奥に』(2025年/54分)+鈴木光『Garden』(2016年/16分)

H. 島田隆一『二十歳の息子』(2022年/86分)+トーク
