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【完売】2024.5.12 KANGEKI 間隙vol.26 <都市と野生。その延長線上に現れるもの>

本イベントは予約にて完売となりました。


KANGEKI 間隙vol.26 <都市と野生。その延長線上に現れるもの>

■上映作品
清水啓吾監督『Loomie』(2024年|37分)
池田昌平監督『川と自転車』(2018年|44分)※Cluteによるライブ劇伴上映
ゲスト:Clute 清水啓吾 池田昌平

■開催日時:2024年5月12日(日)
18:30開場|19:00開映(21:00終了予定)
■料金:2300円(1ドリンク付き)
■定員:50


■予約
氏名、人数、参加日を記入し、kangekispace@gmail.comまでメールでお知らせください。
担当・小原(オハラ)より確認の返信をさせていただき、予約完了となります。
※予約で満席になれば当日券の販売もございません。
電話でのお問い合わせ:03-3227-1445(ポレポレ坐)


今回のKANGEKIは、清水啓吾監督の最新作にしてCluteの長編音楽絵巻『Loomie』(37分)本邦初公開、そして多くの映画人が心酔した自主映画の誉れ高き怪作・池田昌平監督『川と自転車』(44分)をCluteのライブ劇伴つきで上映します。このスペシャルな上映は清水さんとCluteが企画を立て、そのアイデアに池田さんが快諾してくれたことで実現しました。みなさんありがとうございます!
清水さんの解説にもある「都市」と「野生」を重ね合わせることで、『Loomie』に息づくリズムが映像的シルエットとなって画面に純度高く現れてきます。そのパースペクティブは『川と自転車』の魅力の発見にもつながっています。
同解説にある「延長線上」なる視点にも思わず膝を打ちました。映画は、生活の場所と作りものの世界を切り離すのではなく、それぞれの延長線上にあるなにかをひとつのかたちをとって浮かび上がらせる表現なのだと。そんな面白さが滲み出る2本立て!
当日は1ドリンク付きなので、お酒やジュースでも飲みながら一夜限りの間隙空間を楽しんで下さい。
小原治(KANGEKI主宰/ポレポレ東中野)


<企画者:清水啓吾より>
友人の北浦くんが所属しているインストバンド、Cluteから去年の春にアルバム全曲を通したMVを作りたいと相談がありました。まず聴いて、浮かんだのは、人の暮らしと、その生活を成り立たせている、大きなモヤモヤの何かです。
37分のアルバム。こんなに長いミュージックビデオは作ったことがないし、ほとんど見たこともありません。
その当時、適当に街にカメラを置いて映像を撮ったものをたまに編集していました。これだったら、自分の生活の延長線上で何かテーマを浮かび上がらせることもできそうだと思いました。それがこの映像の出発点です。
Cluteの音楽は一見おしゃれで都会的ですが、同時に抑圧された野生の本能のようなものを感じます。それを受けて、都市という高度に文明化された環境でも、人間が生き物として生活していた様子を記録しようと試みました。
「川と自転車」は2019年に青山シアターという映画配信サイトで拝見してから、面白すぎてずっと気になっていた作品です。CluteのMVにも”川と自転車”が出てくるのですが、そんな安直な気持ちでCluteに併映を提案してみたところ、「音楽を生演奏でつけてはどうだろう?」と提案し返されました。監督の池田さんにコンタクトをとって恐る恐る聞いてみたところ快諾していただき、今回の運びと相成りました。環境音や効果音が非常に効果的に使われている作品ですので正直、難易度高めだと思います。どんな生劇伴が繰り広げられるのか、非常に楽しみです!
映画とは言い切れない今回のMVを上映する機会を設けていただいた小原さん、会ったこともない僕からの併映の誘いを受け入れてくださった池田さん、本当にありがとうございます。
5月12日、皆さんのご来場お待ちしております。


【作品情報】

『Loomie』2024年|37分


音楽:Clute
監督・撮影・編集:清水啓吾
制作:特異点

 

『川と自転車』2018年|44分 ※Cluteによるライブ劇伴上映となります。


監督・脚本・撮影・編集・録音:池田昌平
車関係:大野政光、池田ルリ、根井大介
出演:大野政光、池田ルリ、賀来庭辰、神谷浩実、橋倉彩
第40回ぴあフィルムフェスティバル 審査員特別賞
第20回全州国際映画祭出品


【プロフィール】

Clute(クルート)
在るものを重ねて無いものを捉える、テクスチュラル・ロックバンド。
現役のタオル工場をレコーディングスタジオに、エンジニアリングからミキシングまでをバンドで行ったピュアー1stアルバム“Loomie”が完成した。
2022年に結成され、現在は6名で東京と大阪を拠点に活動中。

清水啓吾(しみずけいご)
2018年に金子由里奈監督が企画した「自撮り映画祭」をきっかけに映像制作を始める。同じく2018年に製作した「きえてたまるか」が2019年のPFFアワードで審査員特別賞を受賞する。最近では実家のおばあちゃんを撮影した「いきてみるか」が2023年丹波篠山映像祭・準グランプリを獲得。同居人である詩人・葦田不見の朗読を撮影した映像が「バーチャル解放区2023」審査員特別賞を受賞。友達のバンドである、「ニノチカ」や「saqaafat-e saqaafat」「aioa」などのミュージックビデオも制作している。
清水啓吾 自己紹介ページ
https://speckled-salute-2a9.notion.site/277a158be2304286b96e85b067abf2f6?pvs=4

池田翔平(いけだしょうへい)
1984年生まれ。
血液型:O型。
出身:福岡県。
星座:さそり座
職業:動画編集
趣味:語学学習
好きな漫画:闇金ウシジマくん