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2016.1.15.音楽と読み語りによる宮沢賢治「土神と狐」

音楽と読み語りによる宮沢賢治「土神と狐」
—-二人はごうごう鳴って汽車のように走りました。—-
宮澤賢治の『土神ときつね』は、「一本木の野原の、北のはずれ」を舞台にした、
短いけれどピリリと刺激の効いたお話です。趣味がよくってカッコいいけどちょっぴりウソつきな「きつね」と、
粗野で怒りん坊だけど正直者の「土神」が、奇麗な女の「樺の木」を巡っておりなす恋と嫉妬の物語。
キラキラした理想と、どろどろとした現実が行き交う好短編は、画家・小林裕児の世界とどこか響きあうものを持っています。
と、今回はそんなお話を女優・内田慈が一人語りでお送りいたします! 
演奏にコントラバス奏者の齋藤徹を迎え、音楽劇仕立てで三者のぐるぐるを語ります。
しゃべって、歌って、ちょっと踊って、音楽と美術に彩ろられたにぎやかな一夜を、どうぞお見逃しなく! (広田淳一)
■日時:2016年1月15日(金)18:30 open /19:00 start
■出演: 内田 慈(女優)齋藤 徹(コントラバス奏者・作曲家)小林裕児(絵画)
■演出 :広田淳一(劇作家・演出家、劇団アマヤドリ主宰)
■料金:予約:3,000円/当日:3,500円(ワンドリンク付)
■予約:Tel:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Mail:event@polepoletimes.jp
⭐︎内田慈(女優)
1983年神奈川県出身。小劇場から商業演劇まで幅広く活躍する、実力派舞台女優のひとり。
最近の出演作は、舞台NODA・MAP「エッグ」、「ガラスの仮面」、ブス会*「女のみち2012 再演」、「サイケデリックペイン」、井上ひさし追悼公演「黙阿彌オペラ」映画「きみはいい子」(呉美保監督)、「恋人たち」(橋口亮輔監督)、他。朝の連続テレビ小説「まれ」移住者の京極ミズハ役。また、幼児向けテレビ番組「みいつけた!」(Eテレ)では人気キャラクター・デテコの声を担当するなど、ナレーションの仕事も数多くおこなっている。
⭐︎齋藤徹(コントラバス奏者・作曲家)
舞踊・演劇・美術・映像・詩・書・邦楽・雅楽・能楽・西洋クラシック音楽・現代音楽・タンゴ・ジャズ・インプロビゼーション・韓国文化・アジアのシャーマニズムなど様々なジャンルと積極的に交流。ヨーロッパ、アジア、南北アメリカで演奏・CD・DVD制作。コントラバスの国際フェスティバルにも数多く参加。コントラバス音楽のための作曲・演奏・ワークショップを行う。齋藤徹・喜多直毅・さとうじゅんこの「うたをさがしてトリオ」では2作のCDを発表。自主レーベルTravessia主宰。
⭐︎広田淳一(劇作家・演出家、劇団アマヤドリ主宰)
1978年東京生まれ。劇作家・演出家、アマヤドリ主宰。2001年に劇団を旗揚げして以降、全作品で脚本・演出を担当。さりげない日常会話ときらびやかな詩的言語を駆使し、
近年は社会問題にも深くコミットした骨太な作品を発表。随所にクラッピングや群舞など音楽・ダンス的な要素も取り入れ、身体と空間、テキストのぶつかり合う舞台を志向している。
⭐︎小林裕児(画家)
1948年東京生まれ。1989年にそれまでのテンペラによる細密な画風を転換、大胆な色面と単純化された線による象徴化されたイメージを生み出した。1996年「夢酔」で第39回安井賞を受賞。現在、国内外で多数の個展、グループ展を行うほか、1999年に齋藤徹氏と共にスタートしたライブペインティングをはじめとした様々なイヴェントでは国内外の音楽家、ダンサー、演劇人とのコラボレーションを行い観客とともにある美術の新しい楽しみ方を模索している。一般社団法人春陽会会員、多摩美術大学教授 日本美術家連盟委員
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