20世紀の映像百科事典
エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(ECフィルム)を見る
連続上映会7「台所」
本上映会シリーズは、20世紀を代表するこの壮大な映像アーカイブを今に生きる私たちの目線で読み直し、
虫干しして、多彩な分野の人々との対話を通して新しい息吹をふき込む試みである。
これらの映像の中に、私達の未来に必要な宝物を見つけられるかもしれない。
■日時:2014年7月20日(日)17:30 open/18:00 start
■ゲスト:FENICSメンバー
佐藤靖明(東アフリカ・民族植物学)、福井幸太郎(南極ほか・雪氷学)、小西公大(インド・社会人類学)、
大橋麻里子(アマゾン・社会環境学)、梶丸岳(ラオス・中国・歌掛け研究)、椎野若菜(東アフリカ・社会人類学)
■料金:予約1,500円/当日2,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email :event@polepoletimes.jp
■共催:公益財団法人 下中記念財団(平凡社の創立者下中弥三郎を記念し、教育・出版に関する助成を実施)、ポレポレタイムス社
■企画:第7回EC上映班/下中菜穂(暮らしの自由研究室)、丹羽朋子(FENICS)、ポレポレタイムス社
■協力:FENICS、川瀬慈(国立民族学博物館)、岡田一男(東京シネマ新社)
〈連続上映会7 台所〉
人間は食物を手に入れ、調理し、食べる。毎日欠かせないこの営みは、世界ではどのように行われているのだろう?EC映像が記録した、どこでも台所にしてしまう狩猟採集民の見事な技や、システマティッックな牧畜民のキッチン。これに加えて、「FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ-衣食住からの発見」の出版にあわせ、熱帯アマゾンから南極まで、研究のため世界にくりだすフィールドワーカーたちを迎え、現場ならではの食材をほおばり、ときに工夫や我慢をしながら食をとる、十人十色の「台所」講義をうかがいます。
〈FENICSとは?〉
学問分野や産学の壁にとらわれずフィールドワーカーをつなげ、フィールドワークの知識や技術、経験を互いに学びあい、新たな知を生み出すことを目指すグループ(NPO法人申請中)。設立を機に「FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ」を刊行開始。全15巻にはフィールド調査の具体的なノウハウから災難や失敗の克服法、映像記録の技法まで、多様なテーマにあわせて200人を超えるフィールドワーカーが寄稿する。
〈上映プログラム〉
【ECフィルムより】
ビンガ・ピグミー族(赤道アフリカ・サンガ地方)女たちの共同漁撈/1977年
マサキン族(東アフリカ・コルドファン)料理と食事/1963年
クラホ族(ブラジル・トカンティンス地方)亀の捕獲と料理/1965年
*民族名、撮影地名には、現在では用いられない名称がございますが、製作当時の表記を尊重しました。
【特別上映】
FENICSノフィールドワーカーたちが撮影した、世界各地のフィールドの「台所」映像
(アマゾン、インド、ラオス、中国、南極ほか)