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2014.12.5.ECフィルムを見る 連続上映会8「木のつくる暮らし」

20世紀の映像百科事典 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(ECフィルム)を見る
連続上映会8「木のつくる暮らし」

本上映会シリーズは、20世紀を代表するこの壮大な映像アーカイブを今に生きる私たちの目線で読み直し、
虫干しして、多彩な分野の人々との対話を通して新しい息吹をふき込む試みである。
これらの映像の中に、私達の未来に必要な宝物を見つけられるかもしれない。
■日時:2014年12月5日(金)18:30 open / 19:00 start
■ゲスト:関根秀樹(古代技術史・民族文化史研究家)
■料金:予約1,500円/当日2,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email :event@polepoletimes.jp
■共催:公益財団法人 下中記念財団(平凡社の創立者下中弥三郎を記念し、教育・出版に関する助成を実施)、ポレポレタイムス社
■企画:第7回EC上映班/下中菜穂(暮らしの自由研究室)、丹羽朋子(FENICS)、ポレポレタイムス社 
■協力:川瀬慈(国立民族学博物館)、岡田一男(東京シネマ新社)
〈木のつくる暮らし〉
木は人類の文化を支える最も重要な素材であり、資源だった。石器時代、青銅器時代、鉄器時代というが、それらの刃物の最大の用途は木を切り、槍の柄や弓や焚き木、食器や楽器、家屋や舟など、さまざまな道具を創り出すことにあった。今回お届けする映像では、臼を作るために木を切り倒した斧刃が、彫る作業では鑿に変わる。作業の姿勢や火の扱いにも注目したい。アマゾンに残る織物以前の樹皮の布。北斎の浮世絵「遠江の木挽
にそっくりなモロッコの板作り。自然エネルギーの威力と可能性を再発見できる北欧の水車鋸その他、木の香りとぬくもりが伝わってきそうな楽しい映像ばかり。会場に関連する道具や木を持ち込んで、簡単な実演もまじえながら、木のある暮らしを考えてみたい。
〈ゲスト〉関根秀樹(せきねひでき)(古代技術史・民族文化史研究家)
1960年福島県生まれ。文系・理系・芸術系・身体系の多分野を気ままに往還するフリーの研究者&もの書き&もの作り。非常勤講師として和光大学では「火の人間史」と「音響人類学」。桑沢デザイン研究所ではプロダクトデザイン「手で考える道具と技術」。多摩美術大学では日本画・油画の「絵具実習」を担当。研究分野は幅広く、各地でさまざまなワークショップや実験講座を展開。主な著書に『焚き火大全』(創森社/編著)、『原始生活百科』『縄文生活図鑑』『新版 民族楽器をつくる』(以上創和出版)、『縄文人になる!』(山と渓谷社)、『たくさんのふしぎ 火』(福音館書店)、『宮沢賢治キーワード図鑑』(平凡社/共著)、『鉱石キッズ』(小学館)、『刃物大全』(共著/ワールドフォトプレス)などがある。キリモミ式発火法で火種まで5秒の「火起こし世界チャンピオン」で、ネイティブアメリカンの長老たちに火起こしを教えたこともある。人間学研究所研究員(教育人間学)。日本口琴協会会員。和光大学空手部顧問。
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