メニュー 閉じる

2014.10.12.坂東竹三郎トークショー

坂東竹三郎トークショー
11月明治座において、「夏姿女團七」(市川猿之助丈主演)で、
義平次婆おとらを再演する名優坂東竹三郎が、その「女團七」と芸談を語ります!
■日時:2014年10月12日(日)12:00 open / 12:30 start
■出演:坂東竹三郎
■料金:2,000円(税込・全席自由)*事前の電話ご予約をオススメします(確実にお座りいただけます)
■御予約と御問合せ:有限会社宮岡博英事務所Tel:046-876-9227 Email :hana-ni-awan@oct.email.ne.jp
03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp
昨年の八月、国立文楽劇場にて行われた坂東竹三郎の自主公演「傘寿記念 坂東竹三郎の会」において上演された「夏姿女團七」。
これは、高名な「夏祭浪花鑑」の登場人物を女性に置換えた所謂書換狂言です。
竹三郎は、敵役の因業婆さん、義平次婆おとらに扮し、主演の團七縞のお梶を四代目市川猿之助丈に頼みました。
猿之助丈との丁々発止の掛合も素晴らしいもので、この上演は大変な好評となり、上述の如く、明治座さんの本興行で手掛けていただけることになりました。
この義平次婆は、金のためなら、義理も何も顧みずに悪事を働くとんでもない人物ではありますが、その憎々しさだけでなく、何とも言えない愛嬌が、竹三郎にマッチした当り役となりました。
「夏祭浪花鑑」では、團七が義平次を殺す、泥場と呼ばれる場面は、設定が「長町裏」ですが、「女團七」では、「浜町河岸」であり、上演される明治座と程近い場所です。
この場面での義平次婆の悪態、泥まみれの殺しが圧巻で、このハードな役を演じる坂東竹三郎の面目躍如たる見所です。
【坂東竹三郎からのメッセージ】
少しずつ秋を肌に感じる季節となってまいりました。
昨年上演いたしました「夏姿女団七」が十一月明治座さんの公演で手がけていただける事になりました。
自主公演で上演したものが本公演として、且つこんなに早く取り上げていただけるのは私自身初めての事で、自主公演をやってきた事に対しての何か「ご褒美」を頂いたような気持ちです。
しかしながら、この演目は四代目猿之助さんのおかげて成功することができ、立派な「四代目猿之助さんの芝居」にしていただけました。これは私の本望であります。
ですので私は「義平次婆」を皆さんの足を引っ張らないよう一生懸命務めるだけです。
ただ近頃は記録映像を見て芝居を覚えるということが多々あります。
去年の「女団七」はみんなが知恵を絞り出して生まれましたので、今回もそういうものに頼らず、みんなのハートで作り上げ、謂わば明治座の「女団七」が皆様にご覧頂ける事を願ってやみません。
最後になりましたが是非お話をということで十月十二日に催される事になりました。
もうここにあらまし書きましたので別段お話もないのですが、古い大阪の役者の雑談をお時間があればいらして下さい。
takesaburou.jpg