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2013.7.27.第17回 ビキニふくしまプロジェクト

第17回 ビキニふくしまプロジェクト
福島県浪江町は2011年3月12日から15日の東電福島第一原発爆発事故で全町が放射能に汚染され、
今年5月には町の約70%が「帰還困難区域」に指定され、5年間は自宅や農地に戻ることができなくなりました。
ゲストの神長倉正満さんは浪江町室原で田や畑を耕作してきた旧家の6代目で、いま福島市で避難生活を送っています。
家や田畑に地震や津波の被害はほとんどなく、美しい田園風景は昔のままに見えます。しかし、家の内外には、
毎時5,6〜11マイクロシーベルト(基準値の23倍から48倍)の高い放射能が検出されています。
このため手入れに一時帰宅できても「帰れるのは、30年先になるかも知れない」と言います。
原発事故で失ったものは計り知れません。帰還する日を夢見て日々奮闘する神長倉さん。
被ばく体験と帰還までの想いを語ります。
■日時:2013年7月27日(土) 13:30 open /14:000 start
    第1部:スライドトーク/島田興生「帰島に揺れるロンゲラップの人びと」
    第2部:講演/神長倉正満「福島浪江の農家から」
■資料代+ドリンク:1,200円
■予約申し込み・お問い合わせ:090-2523-4512(清水)、046-875-9671(島田)
    
☆神長倉正満(かなくら まさみつ)
1948年生まれ。浪江町室原で水田320a、畑50aの農業を営む。県立相馬農業高校卒、
(米国)ビックベントコミュニティレッジ終了。JAふたば代表監事、室原行政区副区長、
元浪江町社会福祉協議会仮説住宅支援員。
☆島田興生(しまだ こうせい)
フォトジャーナリスト。1974年から約40年間マーシャル諸島ビキニ水爆実験の後遺症を追跡取材。
1985年から6年間妻と現地に暮らす。著書に『ビキニ・マーシャル被曝者の証言』(JPU出版)、
『還らざる楽園』(小学館)『水爆の島マーシャルの子どもたち』(福音館書店)、
『ふるさとはポイズンの島』(旬報社)など。