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2013.7.18.エンサイクロペディア・シネマトグラフィカを見る 連続上映会4「養蜂」

20世紀の映像百科事典
エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(ECフィルム)を見る
連続上映会4「養蜂」

本上映会シリーズは、20世紀を代表するこの壮大な映像アーカイブを今に生きる私たちの目線で読み直し、
虫干しして、多彩な分野の人々との対話を通して新しい息吹をふき込む試みである。
これらの映像の中に、私達の未来に必要な宝物を見つけられるかもしれない。
■日時:2013年7月18日(木)18:30 open/19:00 start
■ゲスト:佐治靖(福島県立博物館学芸員)、中村純(玉川大学ミツバチ科学研究センター)
■料金:予約1,500円/当日2,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email :event@polepoletimes.jp
■共催:公益財団法人 下中記念財団(平凡社の創立者下中弥三郎を記念し、教育・出版に関する助成を実施)、ポレポレタイムス社
■企画:第1回EC上映班/下中菜穂(暮らしの自由研究室)、丹羽朋子(FENICS)、ポレポレタイムス社 
■協力:川瀬慈(国立民族学博物館)、岡田一男(東京シネマ新社)
■ドイツ語翻訳 :コールハーゼ顕、星川真樹
〈連続上映会_養蜂〉
巣箱を整え蜂を待つ。山からやってきた蜂は、気に入ればそこに巣を作り、ぶんぶんと山の木々、草の花の間を行き来して蜜をあつめる。
人はその小さい命の不思議を観察し寄りそい、そして甘い蜜や蝋をいただく。遠い昔から世界中で繰り返されてきた昆虫と人間の営み。
藁で編んだ巣箱を使うヨーロッパの養蜂のEC映像に加え、ゴウラ、ボンケと呼ばれる丸太の巣箱を使って野生のニホンミツバチを飼う
阿武隈山地の伝統養蜂の映像を上映。養蜂の民俗を研究する佐治靖さん、蜂蜜やミツバチの行動を研究する中村純さんを迎えてお話も
うかがいます。3.11の後、放射能汚染により損なわれてしまった、かけがえのないものとは何なのか?
そのことときちんと向き合い、語り合う。そして「これから」を考える機会としたい。
〈上映プログラム〉
【ECフィルムより】
ドイツ北西部、養蜂上の仕事(1978_1979年撮影)
「蜜の採集」 /13’00” 「巣別れ時の作業」/12’00”
【特別上映】 福島県阿武隈山地のニホンミツバチの養蜂に関する調査映像など
〈ゲスト〉
佐治靖( 福島県立博物館学芸員 )
福島県立博物館学芸員。専攻は民俗学・人類学。主な研究にイタコなど東北日本の口寄せ巫女、オシラ信仰研究、養蜂・養蚕・飼い鳥など環境・
身体・社会をめぐる生業・在来知研究、とくに近年は、ニホンミツバチの伝統的養蜂の「半」家畜化、日本列島を南北に移動生活をしながら養蜂を
生業とする転飼養蜂家の研究をおこなっている。主な著作に「開発による民俗の変容と相克」『島の生活世界と開発 日本列島 シマの自然と伝統のゆくえ』(東京大学出版会/2004)ほか。
中村純(玉川大学ミツバチ科学研究センター)
玉川大学学術研究所ミツバチ科学研究センター教授。専攻は養蜂学。ミツバチ生産物の原料となる植物資源とミツバチによる利用をテーマとして、
プロポリスの原料となる樹脂やハチミツの原料となる花蜜について、分析化学と行動学を合わせた研究を行う。NPO法人みつばち百花のメンバーとして、今年から、「ミツバチ来てたよ、大調査」で、全国各地の訪花植物情報を集積中。主な著作に「社会性昆虫の進化生物学(海游舎/2011)、「ニセアカシアの生態学(文一総合出版/2009)など。
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