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2019.10.22-11.4 山福印刷の仕事とそこから生まれたものたち 〜山福康政・朱実 父娘二人展〜

山福印刷の仕事とそこから生まれたものたち
〜山福康政・朱実 父娘二人展〜

■会期:2019年10月22日(火)〜11月4日(月祝) 会期中無休
9:00〜20:30 ※イベントのため10/27は〜16:30、11/3は〜16:00
■料金:入場無料※会場がカフェ店内のためメニューのご注文をお願いします。

山福康政は、1953年頃より北九州・若松の地でガリ版印刷の技術を基に、
ナビス孔版社→ヤマフクプリント社→山福軽印刷→ヤマフク印刷など、
印刷技術の変遷と共に社名を変えながら印刷業を営んできました。
その傍ら出版社・裏山書房を設立。独特のデザインセンスでガリ版、
シルクスクリーン、オフセット印刷等の手法を駆使した印刷物を作り続けた
”印刷屋のオヤジ”であり、”絵草紙作家”としても数々の仕事を残しました。
イラストと手書きエッセイ、自作の句を組み合わせた絵草紙では、
戦中・戦後を生きた自身の体験をユーモアと風刺をもって表現し、
井上ひさしや五木寛之、武田百合子など、同時代の作家たちに驚きをもって迎えられました。

長女の朱実は上京後1986年頃よりイラストレーションの仕事をはじめ、
2004年に木版画制作に着手。以来多数の木版画絵本を制作するほか、
石牟礼道子作『水はみどろの宮』の再版に尽力し、挿絵も手がけました。
2017年に北九州にUターン。現在は生家である山福印刷の工場の一部を
アトリエ『樹の実工房』とし、装丁・挿画、個展やグループ展への参加、
ライブ活動などを中心に様々な分野で活動を続けています。

本展では親子2代で描き、刷ることを続けて来た山福康政・朱実の仕事を広く紹介します。
康政の東京での展示は1988年、当時山手通り沿いにあったポレポレ坐での
『原っぱに風が吹く』出版記念以来2度目の開催となります。

◉展示作品
山福康政…『昭和庶民絵草史・ふろく』原画、デザインも手がけた地元の店や
幼稚園の広告などガリ版屋時代の印刷物、挿画をつとめた『天籟通信』、未発表の油絵ほか多数
山福朱実…『ヤマネコ毛布』『水はみどろの宮』原画、新聞連載のカットほか

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▼関連イベント(1)トーク「刷る」家族のはなし
あらゆるものを刷って来た山福印刷の仕事を振り返るトーク。
印刷屋を切り盛りしてきた女将の緑さんを中心に、朱実さん、
康政さんと親交の深かった記録文学作家・上野英信の長男、朱さんが
膝を突き合わせて語り合います。
山福朱実(歌)+末森樹(ギター)による革命歌ミニライブも。

■日時:2019年10月27日(日)17:30開場/18:00開始
■トーク:山福緑、山福朱実、上野朱(古書店主)
■料金:予約2,000円/当日2,500円(ワンドリンク付)
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▼関連イベント(2)語り:石牟礼道子 水はみどろの宮
石牟礼道子に導かれて 遠い原初の呼び声に 耳を澄ます
時も 世界も 人も 木も花も動物も 神も 自在に行き交う
素足の大地 その言葉の豊かな海に包まれて 音に身をまかせ
画に導かれ たゆたう ひととき
■日時:2019年11月3日(日)18:30開場/19:00開始
■語り:新井純・坪井美香 音楽:黒田京子 画:山福朱実
■料金:予約3,500円/当日4,000円(ワンドリンク付)
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▼イベントの申込先:Tel:03-3227-1445(ポレポレ坐)
Email:polepoleza@co.email.ne.jp
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山福康政 Yamafuku Yasumasa (1928ー1998)
広島市生まれ。1930年頃若松市に移住。
山福印刷を経営。48歳のときに脳血栓で倒れ右半身が不自由に。約2年間、
リハビリを兼ねて描いた作品「絵草紙・付録」を自費出版し注目を集める。
その後も挿絵、装丁、作品集の出版やエッセイなど、数多くの作品を遺す。

山福朱実(YAMAFUKU AKEMI)
1963年、福岡 北九州・若松の小さな印刷屋に生まれる。
1981年に上京、1986年頃よりイラストレーションの仕事をはじめ、
2004年に木版画制作に着手。主な木版画絵本は『ヤマネコ毛布』(復刊ドットコム)、
『砂漠の町とサフラン酒』(小川未明 作・架空社)、『ぐるうんぐるん』(農文協)、
『きたかぜとたいよう』(蜂飼耳 作・岩崎書店)、
物語の挿絵として『水はみどろの宮』(石牟礼道子 作・福音館書店)などがある。
公式HP http://nekoyanagioffice.wix.com/kinomikoubou