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2021.8.22「イザイホーと映像の時代」連続上映&トーク Vol.2

「イザイホーと映像の時代」連続上映&トーク Vol.2
第2回 【1966年イザイホーから久高漁師の記録まで】
8月22日(日)18時~

沖縄久高島の成巫儀礼イザイホー。
50年以上にわたり、数々の映像作家が情熱を注ぎカメラを回した。
それらの作品群を、はじめて一望のもと上映する。
制作関係者の証言を聞き、記録映画の制作、公開、そして継承について考える。

「イザイホーと映像の時代」第2回は、1966年のイザイホーをモチーフに、女が男の守り神になるオナリ神信仰をフィクションを交えて表現した『カベールの馬』の北村皆雄監督をゲストに招く。前衛的な映画作家としてキャリアをスタートさせた北村監督は、1966年のイザイホー以降、映像民俗学の確立を目指して日本とアジアの民俗文化を精力的に記録していくことになる。久高島の記録は55年間にわたり、各地を移動した久高漁師の痕跡を探して台湾まで広がる。集大成となる「久高映画」の構想まで話を伺う。


■会場チケット:2,500円(1ドリンク付き、50名限定)
■日時:2021年8月22日(日)17:30 open / 18:00 start
■ご予約 以下のいずれかでお申込みください。代金は当日精算となります。
(1)予約フォームからhttps://airrsv.net/polepoleza/calendar/menuDetail/?schdlId=T001AA591E
(2)電話でのご予約 ポレポレ坐:03-3227-1445 (会場チケットのみご予約承ります)

■配信チケット:2,000円(生配信+アーカイブ)
購入はこちらから https://teket.jp/1192/5509
※アーカイブ視聴:9月5日(日)23時59分まで(購入期限:9月5日(日)18時00分)


『カベールの馬〜1966年久高・イザイホー〜』
(1966年撮影/1969年/28分/北村皆雄監督)

島で生まれ育った30歳から41歳までの女性が、島の祭祀集団に参加する神女としての資格を得るために行うイザイホー。新しいセジ(霊力)を受け、男兄弟を守護するオナリ(姉妹)神、家・村の繁栄と安全を願う神女として新たに生まれ変わる。1966年のイザイホーを題材に、島の始祖神話、オナリ神信仰、御嶽、風葬など神の島の精神文化を、北林谷栄演じる老女が語る幻想紀行。小杉武久が音楽を手がけた。

製作・演出:北村皆雄/脚本:赤羽敬夫・河手禎・北村皆雄/撮影:市川雅啓/編集:金沢信二郎/音楽:小杉武久/録音:小林賢/ネガ編集:園尚子/出演:内間秀子・内間豊三・内間マック/語り:北林谷栄/協力:鳥越憲三郎・沖縄久高島・上勢頭亨(竹富島)・日南プロダクション/音響制作・総合社/制作:集団 眼(1969年度作品)


■ゲスト
北村皆雄監督
1942年長野県伊那市生まれ。映画監督。早稲田大演劇科卒業後、映像人類学・民俗学を掲げ、アジアや沖縄をはじめとする日本各地の民俗・宗教・芸能を映像にする活動を民俗学者らと協力して続けてきた。『カベールの馬』の撮影以来、55年間にわたり沖縄久高島の記録をつづけている。


■概要
十二年にいちどの午年(うまどし)に行われる沖縄・久高島のイザイホー。島の女たちが神女となるための成巫式だ。神女となった女性は男の守り神となる。女性が宗教的な役目を担い、男性が政治経済的な役割を担うという伝統に、多くの民俗学者や歴史学者が注目し、琉球文化において、ひいては日本文化においても重要視されてきた。
1978年を最後に中断したイザイホーの姿を、21世紀に生きる者がありありと見ることができるのは、主に1966年と1978年のイザイホーを活写した映像を通してだ。
映像作家たちは、イザイホーに、久高に、何を見たのか。あの時代、なぜ、あれだけの情熱が傾けられたのか。フィルムに何が映されたのか。映像をどのように将来に遺し伝えていくのか。作家・関係者の証言を聞き「イザイホーと映像の時代」を考える。
久高島を舞台にした野村岳也、北村皆雄、岡田一男、姫田忠義、大重潤一郎らの映像作品を一望するはじめての試み。


■今後の開催予定(全6回) 「イザイホーと映像の時代」公式サイト https://izaihofilms.wixsite.com/event

第3回 9月26日(日)
上映作品:『イザイホウ-神の島・久高島の祭祀-』(1967年/49分/野村岳也監督)
ゲスト:城間あさみ・澤岻健(海燕社)+内間豊(久高島出身)+聞き手:北村皆雄監督

第4回 10月24日(日)
上映作品:『イザイホー1990年-久高島の女たち-』(1990年/30分/姫田忠義監督)
ゲスト:小原信之(民族文化映像研究所)+澤幡正範カメラマン

第5回11月
上映作品:『原郷ニライカナイへ−比嘉康雄の魂』(2000年/60分/大重潤一郎監督)
ゲスト:須藤義人(沖縄大学准教授)

第6回12月
上映作品:『岡本太郎が恋した沖縄・特別版』(2013年/2021年再編集/葛山喜久監督)
ゲスト:葛山喜久監督

【主催】 (株)ヴィジュアルフォークロア、エトノスシネマ
【共催】 (株)ポレポレ東中野
【協力】文化財映像研究会・(株)東京シネマ新社、 (株)海燕社、 (一社)民族文化映像研究所、シンプルモンク
【後援】(一社)日本映像民俗学の会、(公社)全日本郷土芸能協会、ねりま沖縄映画祭
【助成】公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

【コロナウィルス感染対策と来場時のお願い】
※コロナ感染対策を考慮して定員を50席といたします。
予約で満席になった場合は当日券の販売はいたしません。
お早めにご予約をお願いいたします。
※ご来場の際は必ずマスクをご着用下さいますよう、お願いいたします。
※入口での手指の消毒、検温にご協力ください。