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2015.2.5.ECフィルムを見る 連続上映会9「雪国の暮らし」

20世紀の映像百科事典 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(ECフィルム)を見る
連続上映会9「雪国の暮らし」

本上映会シリーズは、20世紀を代表するこの壮大な映像アーカイブを今に生きる私たちの目線で読み直し、
虫干しして、多彩な分野の人々との対話を通して新しい息吹をふき込む試みである。
これらの映像の中に、私達の未来に必要な宝物を見つけられるかもしれない。
■日時:2015年2月5日(木)18:30 open / 19:00 start
■ゲスト:林のり子(はやし のりこ)パテ屋/〈食〉研究工房
本橋成一(もとはし せいいち)写真家・映画監督
■料金:予約1,500円/当日2,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email :event@polepoletimes.jp
■共催:公益財団法人 下中記念財団、ポレポレタイムス社
〈上映プログラム〉
【ECフィルムより】
中央ヨーロッパ シュレースヴィッヒ ホルムの領民の冬季漁撈アイスワーデ/1965年
南東ヨーロッパ ルーマニア ヴァデアの焼壺によるパン焼き/1969年
南東ヨーロッパ ルーマニア ヴァデアのトウモロコシ粥料理”ママリガ”/1969年
中央ヨーロッパ オーバーエステルライヒ アイゲン・シュレーゲルの橇犬による木材運搬/1968年
中央ヨーロッパ バーデン南部 エルツァッハのシュディッヒのカーニバルの行事/1963年
【特別上映】
「長野県北安曇郡小谷村真木集落の雪下ろし」(映画『真木で暮らすこと(仮)』より)
本橋成一監督最新作『真木で暮らすこと(仮)』予告編
〈雪国の暮らし〉
ヨーロッパや北アメリカ、そして東日本に広がる落葉広葉樹林帯〈ブナ帯〉。秋は鮮やかな紅葉、冬には一面の銀世界となり、雪解けの轟音とともに山菜の芽吹く春が始まる。ブナ帯に根差した暮らしには、数万年もの間はぐくまれてきた共通の文化がある。ブナ帯は豪雪地帯でもあり、今回上映するヨーロッパの映像には、雪を利用した木材運搬、氷上漁といった、たくましくも楽しい雪国ならではの生活が描かれている。日本のブナ帯である長野県北安曇郡小谷村での新作撮影を終えたばかりの映画監督・本橋成一さん、ブナ帯文化を研究するパテ屋・林のり子さんとともに映像を見ていく。林さんによる「ママリガ」的なブナ帯料理の実演・試食も!?
〈ゲスト〉林のり子(はやし のりこ)パテ屋/〈食〉研究工房
1938年生まれ。小学生時代のほとんどを瀬戸内の海辺、九州の里山で過ごす。ヨーロッパの建築事務所に勤務。帰国後の1973年にパテ、テリーヌなどの惣菜店・パテ屋を世田谷区玉川田園調布に開く。同時に世界の食のしくみを、気候や環境、さらには歴史や文化から探る<食>研究工房を設立。その作業の成果を、世界の「ブナ帯食ごよみ」など、さまざまな形で結晶させている。著書に『かつおは皮がおいしい パテ屋の店先から』(晶文社)ほか。2月27日〜3月16日に世田谷区・生活工房にて「ブナ帯☆ワンダーランド」展を開催。
本橋成一(もとはし せいいち)写真家・映画監督
1963年自由学園卒業。1968年「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、上野駅、築地魚河岸、大衆芸能、屠場など、市井の人々の生きざまに惹かれ写真に撮り続ける。1991年よりチェルノブイリ原発とその被災地ベラルーシに通い、汚染地で暮らす人々を写し撮る。写真家としての活動と同時に、ドキュメンタリー映画「ナージャの村」「アレクセイと泉」「バオバブの記憶」他を監督、「水になった村」「ある精肉店のはなし」他をプロデュース。最新監督作「真木で暮らすこと(仮)」2015年春公開。
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