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2014.8.22.徹の部屋vol.31 「明 ライブ@キッドアイラックアートホール」CD発売記念ライブ

徹の部屋vol.31
「明 ライブ@キッドアイラックアートホール」CD発売記念ライブ

■日時:2014年8月22日(金)19:00 open / 19:30 start
■出演:喜多直毅(ヴァイオリン)、齋藤徹(コントラバス)
■料金:予約2,500円/当日3,000円(ワンドリンク付)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp
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タイトルをどうしよう?何も決めていない即興2本だから、
タイトルは要らないよ、なんなら「one night at Kid Ailack Hall」でも「Tetsu & Naoki duo」でも良いし。
と思っていましたが、タイトルは直接、言語感覚を示すものだし、ジャケットやタイトルからイメージが拡がることもあるので、ちょっと考えて見ました。
バイオリンは太陽、コントラバスは月だろうと、長年感じていました。華やかに主旋律を歌う楽器と底辺を支える楽器。
(同様にチェロは太陽、ヴィオラは月かとも。)そんな主従関係はヤなこった、と若いときは否定してきましたが、
好きなバイオリンなら喜んで伴奏したいと思うことができるようになってきました。それぞれの立場・状況・歴史・夢があるのだ、
それを粛々と行うことに歓びさえ感じるようになったのかもしれません。「そう言うほど伴奏してないじゃん」って誰?
トゥールーズでベースソロ開演前、照明担当スタッフ(日本映画ファンのアルゼンチン人)が「黒澤明」の明の意味は?と聞いてきました。
私が乾千恵さんの書「月」をインスタレーションに使っていたので、思い出したようです。私は詳しくは知らなかったので推測で「日=太陽」と「月」が合わさって明るい、
と答えておきました。彼は感じ入ったような様子でした。そしてなんとちょうど生まれた赤ん坊にAKIRAと名づけると言っていました。帰国後よく調べると、月は三日月の月ですが、
日=太陽ではなく、「冏」=窓、「窓から入る月の光が明るい」語源説が主流とのこと。
とまれ、このデュオには太陽と月が共演することが「明るさ」も夜窓から射す月光の 暖かさも感じることができます。そんな願いを込めて「明」をタイトルに選びました。
(齋藤徹 CD「明 ライブ@キッドアイラックアートホール」ライナーノートより)
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